Windowsのダウングレード権には期限がある?

WindowsのPro以上のエディションにはダウングレード権が付帯されており、この権利を行使することで過去のバージョンのWindowsを使用できます。

WIndows 8.1以前とWindows 10ではダウングレード権の条項が変更されており、注意が必要です。

Windows 10からダウングレードされたOSを使用できる期限

私は今まで知らなかったのですが、Windows 10のダウングレード権の行使には期限があります。

7. ダウングレード権。
お客様は、製造業者またはインストール業者から Windows の Professional バージョンがプレインストールされているデバイスを取得した場合、Windows 8.1 Pro または Windows 7 Professional バージョンを使用できますが、マイクロソフトが、(aka.ms/windowslifecycle) に規定されているとおり、かかる旧バージョンのサポートを提供している期間に限ります。
https://www.microsoft.com/en-us/Useterms/Retail/Windows/10/Useterms_Retail_Windows_10_Japanese.htm

プリインストール版(OEM版)・リテール版いずれも同じです。

ダウングレードした過去のバージョンのWindowsを使用できるのは、その過去のバージョンのサポート期間に限ります。

サポート期間終了後はセキュリティ更新が提供されないため危険な状態となるのはもちろんですが、ダウングレード権そのものが無くなってしまうので過去のバージョンを使用できません。セキュリティ上危険かつライセンスにも違反した状態となってしまいます。

2020年1月14日以降はWindows 7を使用する権利が失われる

Windows 10からのダウングレードでWindows 7を使用している場合、Windows 7の延長サポートが終了する2020年1月14日にはダウングレード権が行使できなくなり、Windows 7を使用する権利が失われます。

そのため、サポート期間終了後はダウングレード前のWindows 10へ戻すか、もしWindows 7の使用を継続したければ新品で購入するかボリュームライセンス契約が必要となります。
Windows 7は既に出荷が終了しており流通在庫を探すしかありません。数が多い場合はボリュームライセンス契約を行うことになるでしょう。

Windows 8.1以前からダウングレードした場合は?

Windows 10のライセンス条項にはダウングレードの期間が定められていますが、Windows 8.1以前のライセンス条項にはダウングレードの期間は定められていないようです。

つまりWindows 8.1(Windows 8)からのダウングレードでWindows 7を使用している場合、Windows 7の延長サポート終了後も引き続きWindows 7を使用する権利があります。
もちろんセキュリティ更新が提供されないため、非推奨・自己責任となります。

余談

Windows 10は約半年毎に大型アップデートが配信されていますが、これらの大型アップデートには個別にサポート期間が設定されています。

Windows ライフサイクルのファクト シート
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/13853/windows-lifecycle-fact-sheet

大型アップデートを一切インストールしていない一番最初のバージョンのWindows 10の場合、2017年5月9日に既にサポートを終了しています。
各大型アップデートのサポート期間はおよそ1年半ですから、1年に一度くらいは大型アップデートをインストールする必要があります。

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